オレは世界で一番カッコいい!
このように「〇〇は…の中で一番△△だ」という表現を最上級といいます。
今回の記事では中学2年生で学習する最上級の文について解説していきます。
まずは比較級の記事から読み進めてもらえると理解が早いかと思います。
最上級の作り方
最上級の文の作り方
状態や様子を表す形容詞、副詞にestをつけ、前にはtheを置く。
I am the tallest in my class.
(私はクラスの中で一番背が高いです)
I can swim the fastest of the three.
(私はこの3人の中で一番速く泳ぐことができます)
文の後ろには、inまたはofを用いて比較対象のモノをおきます。
比較がerをつけるのに対して、最上級ではestをつけます。
また、最上級の前にはtheを置くようにしましょう。
そして、比較級のときと同じようにestをつけるにもいろんなパターンがあります。
★最上級の作り方★
そのままestをつけるだけ
long ⇒ longest
old ⇒ oldest
基本的にはestをつけるだけでOKです。
stをつける
large ⇒ largest
nice ⇒ nicest
eで終わる語はstだけでOKです。
最後の文字を重ねる
big ⇒ biggest
hot ⇒ hottest
このパターンはbigとhotの2つだけ覚えておけばOKです。
yをiに変えてestをつける
easy ⇒ easiest
busy ⇒ busiest
子音字+yのときはこのパターンです。
不規則変化
good ⇒ best
well ⇒ best
不規則に変化するものは覚えておきましょう。
比較級のときと考え方は一緒です!
不規則変化のbestに関しても、よく聞く語なので覚えやすくていいですね(^^)
最上級の文では、文の最後にinやofを使って比較対象を持ってきます。
ここでは、inとofの使い分けが重要なポイントとなります。
in + (範囲、場所)
in my class(私のクラスの中で)
in Japan(日本の中で)
in my family(私の家族の中で)
of + (複数のモノ、人)
of the three(3人の中で)
of all(すべての中で)
使い分けは簡単!
場所や範囲の中で比較している場合にはin
〇人の中で…というように複数の人、モノの中で比較している場合にはofを使いましょう。
それでは最上級を使った例文をみておきましょう。
My house is the biggest in this town.
(私の家はこの町で一番大きいです)
bigの最上級はbiggestとなります。これは注意ですね。
また、比較対象は「this town」という場所となっているのでinを使います。
私の家は大きい…んーこんなこと言ってみたいもんだ。
She is the best tennis player of the four.
(彼女はこの4人の中で一番上手なテニス選手です)
これはgoodが不規則変化でbestになっている最上級の文です。
bestを入れる位置に迷ってしまう文ですが、元の文を考えてみると一発で理解できます。
これは元は次のような文だったはずです。
She is a good tennis player.
(彼女は上手なテニス選手です)
これがgoodがbestに代わり、前にtheを置いたのが最上級の形です。
(theを置いたのでaは消えています)
並べかえ問題などで出題されやすい文ですが、このように最上級になるまえの文を考えてみることで語順を判断することができます。
mostを使った最上級
比較級のmoreと同様、つづりが長い語には最上級の場合mostをつけます。
mostを使った最上級
Baseball is the most popular in Japan.
(野球は日本で一番人気があります)
つづりが長い語は、estをつける代わりに前にmostをつける。
このように、つづりが長い語を最上級にする場合には、estをつけるのではなく前にmostをつけることで最上級とします。
mostをつけるときには語順に注意してください。
Baseball is most the popular in Japan.
このようにtheの前にmostを入れちゃう人がいますが、これは間違い!!
必ず、the mostの順としましょう。
よくある間違いなので気を付けてくださいね。
どういったときにmostを使うのかという話は比較級のときと同じ。
だいたい6文字以上の語の場合にはmostをつけて対応します。(例外アリ…)
具体的には次の語を覚えておきましょう。
popular(人気がある)
interesting(おもしろい)
useful(役に立つ)
difficult(難しい)
important(重要な)
exciting(わくわくさせる)
beautiful(美しい)
This book is interesting.
⇒ This book is the most interesting of the five.
(この本はこの5冊の中で一番おもしろいです)
interestingは、つづりが長い語なのでestをつける代わりにmostを前に置きましょう。
必ずthe mostの順だからね!
疑問詞を使った最上級
whichを使った最上級
Which season do you like the best?
(あなたはどの季節が一番好きですか?)
I like summer the best.
(夏が一番好きです)
Which 〇〇 do you like the best?
「どの〇〇が一番好きですか?」
⇒ I like A the best.
「Aが一番好きです」
これは頻出の表現です。
必ず覚えておきましょう!
また、選択肢が多くなるような質問の場合にはwhichの代わりにwhatを使ってたずねる場合もあります。
What sport do you ~?
という感じですね。
最上級の文【練習問題】
次の問題に答えなさい。
※答えをタップすると解答が表示されます。
次の文の( )にあてはまる語を書きなさい。
- I am ( ) ( ) ( ) the three.
- 私は3人の中で一番年上です。
- Your bag is ( ) ( ) of the four.
- あなたのバッグは4つの中で一番大きいです。
- This picture is ( ) ( ) ( ) ( ) all.
- この絵はすべての中で一番美しい。
- He is ( ) ( ) soccer player ( ) his class.
- 彼はクラスの中で一番上手なサッカー選手です。
次の日本語を英語に直しなさい。
- あなたはどの科目が一番好きですか?
- 私は家族の中で一番背が高いです。