中学英語文法

【中学英語】現在完了形の経験、例文を使って否定文、疑問文などイチから解説!

現在完了形とは

I have seen Ken three times.

このように、have(has) + 過去分詞という形で作られます。

 

そして、以下3つの用法があります。

現在完了形の3つの用法
  1. 継続用法「ずっと~している」
  2. 経験用法「~したことがある」
  3. 完了用法「~したところだ、~してしまった」

 

今回の記事では、現在完了形の経験用法について解説していきます。

現在完了と過去形の違いについても解説していくので、しっかりと理解を深めていきましょう。

 

現在完了形のポイントは、過去と現在をつないでいるというイメージを持つこと!

現在完了形【経験】の文

現在完了形の経験用法

have(has)+過去分詞「~したことがある」

I have seen Ken three times.

(私はケンに3回会ったことがあります)

She has watched the movie twice.

(彼女はその映画を2回見たことがあります)

※主語が三人称単数であればhasを使います。

現在完了形の経験用法は、「(今までに)~したことがある」という経験を表すことができます。

ポイントは過去形との違いになります。

次の2文の違いについて理解しておきましょう。

【過去形の文】

I saw Ken.

(私はケンに会いました)

過去形というのは、過去の出来事や状態を表しているだけです。

ケンに会ったという過去の事実を表しているだけで、

1度きりの出会いだったのか、その後もたくさん会っているのか

という情報までは読み取ることができません。

 

これに対して、現在完了形を使って表した場合

【現在完了形の文】

I have seen Ken three times.

(私はケンに3回会ったことがあります)

これまでの何回経験してきたのかを表すことができます。

 

この経験用法では、文の後ろに回数を表す言葉がセットでよく使われます。

経験用法でよく使われる語

once(1回)

twice(2回)

three times(3回)

four times(4回)

many times(何度も)

before(以前に)

現在完了形の文に、これらの語があれば経験用法だ!

という見極めポイントにもなるのでしっかりと覚えておきましょう。

have been to(~へ行ったことがある)

経験用法の文でよく出てくるのが

I have been to America many times.

(私はアメリカへ何度も行ったことがある)

have been to「~へ行ったことがある」

という表現です。

 

「行く」だから、goを使わないの?

と思ってしまうのですが、経験を表す「~行ったことがある」とするときにはbe動詞の過去分詞beenを使うのが一般的です。

 

goを使った have gone toというのは完了用法のときに「すでに行ってしまった」という意味で用いられます。

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現在完了形【経験】の疑問文

経験用法の疑問文

have(has)を文頭に持ってきて、ever(今までに)を入れる。

She has been to Okinawa.

Has she ever been to Okinawa?

(彼女は沖縄に行ったことがありますか?)

have(has)を使って答える。

Yes, she has. / No, she hasn’t.

have(has)を文頭に持ってくるという点は他の現在完了と同じです。

ですが、経験用法の場合にはever「今までに」という語を入れるのが特徴です

 

このように現在完了形の文は、どの用法なのかによって疑問文、否定文の作り方に若干の違いがあるのが注意点です。

 

また、経験用法の疑問文にはHow many timesを使った回数をたずねる疑問文もよく出てきます。

How many times「何回~したことがありますか」

How many times have you seen Ken?

(あなたは何回ケンに会ったことがありますか?)

I have seen him three times.

(私は3回会ったことがあります)

How many timesと経験用法のセットは頻出なので、しっかりと覚えておきましょう。

現在完了形【経験】の否定文

経験用法の否定文

have(has)の後ろにnever(一度も~ない)を入れる。

I have been to Kyoto.

⇒ I have never been to Kyoto.

(私は一度も京都へ行ったことがありません)

今までの否定文であればnotを入れていましたが

現在完了形の経験用法の否定文においてはnotの代わりにnever「一度も~ない」という強い否定の語を用います。

 

 

以上のように、everやneverなど

経験用法ならではのルールが存在します。

 

everが疑問、neverが否定です。

この2つを混同しないように気を付けてくださいね。

never = not ever

このイメージを持っておけば、neverは否定だってことが分かるね!

 

また、回数を表す語、ever、neverが現在完了形の文に含まれていれば経験用法だ!

という見極めポイントにもなってきます。

重要な語になるので覚えておきましょう(^^)

  • 現在完了形の経験「~したことがある」
  • 経験の疑問文ではeverを用いる。
  • 経験の否定文ではneverを用いる。

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現在完了形の経験用法【練習問題】

次の問題に答えなさい。

※答えをタップすると解答が表示されます。

次の文の(  )に適する語を書きなさい。

  • I (  ) (  ) Kikuchi Ryosuke.
  • 私は菊池涼介に会ったことがあります。
答え

have seen

 

  • He (  ) (  ) this movie (  ).
  • 彼はこの映画を2回見たことがあります。
答え

has watched / twice

 

  • I (  ) (  ) (  ) Tokyo (  ) (  ).
  • 私は何度も東京へ行ったことがあります。
答え

have been to / many times

 

  • (  ) (  ) (  ) have you read this book?
  • あなたは何回この本を読んだことがありますか?
答え

How many times

 

次の文を疑問文、否定文に書きかえなさい。

  • You have been to America.
答え

【疑】Have you ever been to America?

【否】You have never been to America.

 

  • He has used a computer.
答え

【疑】Has he ever used a computer?

【否】He has never used a computer.

 

 

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