現在完了形とは
I have lived in Tokyo for three years.
このように、have(has) + 過去分詞という形で作られます。
そして、以下3つの用法があります。
- 継続用法「ずっと~している」
- 経験用法「~したことがある」
- 完了用法「~したところだ、~してしまった」
今回の記事では、現在完了形の継続用法について解説していきます。
現在完了と過去形の違いについても解説していくので、しっかりと理解を深めていきましょう。
現在完了形のポイントは、過去と現在をつないでいるというイメージを持つこと!
現在完了形【継続】の文
現在完了形の継続用法
have(has)+過去分詞「ずっと~しています」
I have lived in Tokyo for three years.
(私は東京に3年間ずっと住んでいます)
She has lived in Osaka since last year.
(彼女は去年からずっと大阪に住んでいます)
※主語が三人称単数であればhasを使います。
現在完了形の継続用法は、「ずっと~している」という過去のある時から今でもずっと続いているような動作や状態を表すときに使います。
ポイントは過去形との違いになります。
次の2文の違いについて理解しておきましょう。
【過去形の文】
I lived in Tokyo three years ago.
(私は3年前、東京に住んでいました)
過去形というのは、過去の出来事や状態を表しているだけです。
「3年前に東京に住んでいた」という過去の情報を読み取ることはできますが、現在もそこに住んでいるのか?までは分かりません。
一方で現在完了形を使って表した場合
【現在完了形の文】
I have lived in Tokyo for three years.
(私は東京に3年間ずっと住んでいます)
このように、3年間ずっと東京に住んでいて今も東京に住んでいる。
ということが表せます。
ポイントは、今も住んでいるっていうところですね。
過去形は、過去のある時の出来事、状態を表すだけなのに対して
現在完了形は、過去から現在までの継続、そしてそれが今も続いているということまで表すことができます。
日本語で考えると
過去形は「~しました」、完了形は「ずっと~しています」
というように、大きな違いがないように感じますが、
文の中に含まれているニュアンスには大きな違いがあるので、しっかりと区別できるようにしておきましょう。
- 現在完了形の継続「ずっと~しています」
- 過去形は、過去のある時の出来事、状態を表すだけ
- 現在完了形は、過去から現在までの継続を表す
forとsinceの使い分け
現在完了形の継続用法には、後ろに期間を表す言葉が使われます。
このとき、for、sinceの2パターンをよく使います。
それぞれの使い分けは以下の通りです。
for + 期間
for two years(2年間)
for three weeks(3週間)
~間というような期間を表す語を用いる場合にはforを使います。
since + 始まった期間
since last year(去年から)
since 2010(2010年から)
since I was eleven(私が11歳のときから)
~からというような始まった期間を表す語を用いる場合にはforを使います。
I was eleven.のように後ろには文がくることもあります。
冒頭でも述べた通り、現在完了形は3つの用法があります。
そのため、文を見たときにどの用法なのかを瞬時に判断することが求められます。
そこで、今回の継続用法の場合
文の中にfor,sinceが含まれているかどうかを見極めポイントとしてください。
for,sinceがあれば継続用法
I have lived in Tokyo for three years.
She has lived in Osaka since last year.
現在完了形の形になっており、for,sinceのどちらかが含まれていれば継続用法と考えてOKです(^^)
現在完了形【継続】の疑問文
継続用法の疑問文
have(has)を文頭に持ってくるだけ。
She has lived in Osaka since last year.
⇒ Has she lived in Osaka since last year?
(彼女は去年から大阪にずっと住んでいますか?)
答えるときにもhave(has)を使って答えます。
Yes, she has. / No, she hasn’t.
have(has)を文頭に持ってくるだけ!
過去分詞の形も変えずにそのままです。
すごく簡単ですね(^^)
また、継続用法の疑問文にはHow longを使った期間をたずねる疑問文もよく出てきます。
How long「どのくらい~していますか」
How long have you lived in Japan?
(あなたはどのくらいの間、日本に住んでいますか?)
I have lived here for ten years.
(私は10年間ここに住んでいます)
How longと継続用法のセットは頻出なので、しっかりと覚えておきましょう。
疑問詞を使った疑問文ということで注意しておきたいのですが
Whenは現在完了形と一緒に使うことができません。
現在完了形とは、あくまで現在を表している文だからです。
それなのに、whenを使って「いつ」ってたずねるのはおかしいですよね?
いやいや…今でしょ!
ってなっちゃいますから(^^;)
なので、現在を表している現在完了形に対してwhenという疑問詞はNGなんだよってことを覚えておいてください。
現在完了形【継続】の否定文
継続用法の否定文
have(has)の後ろにnotを入れるだけ。
I have lived in Tokyo for three years.
⇒ I have not lived in Tokyo for three years.
(私は3年間東京には住んでいません)
have(has)の後ろにnotを入れるだけで否定文の完成です。
短縮形を用いてhaven’t、hasn’tもよく使われます。
とても簡単ですね!
現在完了形の継続用法【練習問題】
次の問題に答えなさい。
※答えをタップすると解答が表示されます。
次の文の( )に適する語を書きなさい。
- I ( ) ( ) in Hokkaido ( ) two years.
- 私は2年間、北海道に住んでいます。
- He ( ) ( ) this pen ( ) last year.
- 彼は去年からこのペンを使っています。
- It ( ) ( ) hot ( ) yesterday.
- 昨日からずっと暑いです。
- ( ) ( ) have you ( ) this bike?
- あなたはどのくらいの間、この自転車を使っていますか?
次の文を疑問文、否定文に書きかえなさい。
- You have worked here for five years.
- She has played soccer since 2015.