受動態の文では、動作をする人をby用いて表しました。
しかし、中にはbyではなくwith, to, fromなど
様々な前置詞を使って表すパターンが存在ます。
今回の記事では、受動態の中でもbyを使わないパターンについて解説していきます。
by以外の前置詞を用いる受動態
by以外の前置詞を用いる受動態
- be covered with(~におおわれている)
- be known to(~に知られている)
- be made of(~でできている)
- be made from(~でできている)
- be interested in(~に興味がある)
- be surprised at(~に驚く)
これらは中学英語において頻出の表現です。
熟語として覚えてもいいくらいですね。
それでほ、それぞれの表現を例文とともに確認しておきましょう。
be covered with(~におおわれている)
The mountain is covered with snow.
(その山は雪でおおわれています)
「~でおおわれている」という受動態の文ですが、byではなくwithを使って表します。
基本的にby以外の前置詞を用いる場合は、動作主ではなく原因、理由、手段などを表すことが多いです。
be known to(~に知られている)
The fact is known to everybody.
(その事実はみんなに知られています)
be made from(~でできている)
Chocolate is made from cacao beans.
(チョコレートはカカオ豆からできています)
be made of(~でできている)
The desk is made of wood.
(その机は木でできています)
この2つは同じ意味になるのですが、しっかりと使い分けができるようにしておきましょう。
be made from (原料)
カカオ豆 ⇒ チョコレートのように
原料のカカオ豆は加工されて、原形をとどめていませんね。
このように完成品を見ても原料が何かわからない…というような場合にはfromを使って表します。
be made of (材料)
木 ⇒ 机のように
木という材料をそのままの形で組み立て、机が作られています。
このように完成品を見て、材料がそのままの形で使われているような場合にはofを使って表します。
be interested in(~に興味がある)
He is interested in many things.
(彼はたくさんのことに興味がある)
日本語の感覚で考えると、どこが受動態なの?って感じの文です。
ですが、interestという動詞は「~興味を起こさせる」という意味になります。
なので、彼は興味を持ったという文は見方を変えると「彼は興味を持たされた」という受動態の文だと考えれるわけです。
be surprised at(~に驚く)
I was surprised at the news.
(私はその知らせに驚いた)
こちらも中学英語でよくでてくる表現です。
surprise「驚かせる」という意味になるので、
「私はその知らせに驚かされた」という受動態の文だと考えることができますね。
まとめ
by以外の前置詞を用いる受動態
- be covered with(~におおわれている)
- be known to(~に知られている)
- be made of(~でできている)
- be made from(~でできている)
- be interested in(~に興味がある)
- be surprised at(~に驚く)
中学英語で頻出の表現をまとめておきました。
これらについては、しっかりと覚えておくことが大事!
例文を見ながら使い方とともに覚えておきましょう(^^)