今回は、現在進行形の文について解説していきます。
現在進行形とは次のような文のことをいいます。
I am playing tennis.
(私はテニスをしているところです)
「be動詞 + ~動詞のing」の形で作られる現在進行形とは、
今まさに~しています。
という、今行っている動作について表現するときに使う文法です。
それでは、否定文や疑問文の作り方など
現在進行形の文について深堀解説していくぞ!
現在進行形の作り方
【現在形】
I play tennis.
(私はテニスをします)
【現在進行形】be+動詞のingにする
I am playing tennis.
(私はテニスをしています)
現在進行形の文とは、上の例文のようにbe動詞を使い、動詞をingの形にすれば完成です!
be動詞は、主語によって形が異なります。
- I am playing tennis.
- He is playing tennis.
- Ken and Emi are playing tennis.
主語を見て、どのbe動詞を使うべきか判断しましょう。
be動詞の使い分けについては、こちらの記事をご参考ください。
また、動詞をingの形にするときにもちょっとだけ注意が必要です。
基本的には動詞の後ろにそのままingをつければ良いのですが例外もあります。
というわけで、動詞のing形について確認しておきましょう。
★動詞のing形★
そのままつける
play ⇒ playing
study ⇒ studying
read ⇒ reading
eをとってingをつける
use ⇒ using
make ⇒ making
come ⇒ coming
このように動詞の最後がeの場合には、eをとってingをつけます。
語尾を重ねてingをつける
run ⇒ running
swim ⇒ swimming
sit ⇒ sitting
短母音+子音字のときには語尾を重ねてingをつけます。
ただし、短母音…と言われてもピンとこないと思うので、中学生の内はこれらの動詞について暗記しておきましょう。
この中でも語尾を重ねるrunning、swimmingはテストにも出やすい動詞なのでしっかりと覚えておきましょう!
現在進行形にできない動詞
ここは発展的な内容になりますが、大事なことなので頭に入れておきましょう。
現在進行形とは、今おこなわれている動作を表す文です。
なので、状態を表す次のような一般動詞は現在進行形にすることができません。
進行形にできない一般動詞
like(好き)、know(知っている)、have(持っている)、belong(所属している)など
状態を表す動詞というのは、ある程度の幅を持った意味を持ちます。
なので、今という一瞬だけ切り取って表現することができないんですね。
詳しい話は、高校生になってから学習しますが
ここでは、状態を表す動詞は進行形にできない。
という点だけ覚えておいてください。
ただし、ここでも注意点があって
haveという動詞は「持つ」という状態を表す意味の他、「食べる」という動作を表す意味としても用いられます。
そのため
【NG】have「持つ」は進行形ダメ!
I am having a dog.
(私は犬を飼っています)
【OK】have「食べる」は進行形OK!
I am having lunch.
(私は昼食を食べています)
このように、動作の意味として使われるhaveは進行形にしてもOKとなります。
これまた高校生のテストに頻出知識でした。
現在進行形の否定文の作り方
現在進行形の否定文の作り方
He is studying English.
⇒ He is not studying English.
現在進行形とは、be動詞の文です。
ingのところに一般動詞が含まれているので、ややこしく感じてしまいますがing形は動詞とは考えません。
なので、現在進行形はbe動詞がメインの文なのだと理解しておきましょう。
ってことで、否定文や疑問文などの変形についてはbe動詞の文と同じルールになります。
be動詞の否定文は、be動詞の後ろにnotを置くだけでしたね!
超簡単だ(^^)
現在進行形の疑問文の作り方
現在進行形の疑問文の作り方
They are playing tennis.
⇒ Are they playing tennis?
Yes, they are. / No, they aren’t.
現在進行形は、be動詞の文なので疑問文の作り方ルールは一緒です。
be動詞を文頭に持ってくれば完成!
答えるときにもbe動詞を使って答えます。
動作をたずねる文なので、doとかdoesを使いたくなる気持ちも分かりますが…
進行形はbe動詞の文だ!
be動詞を使って変形だ!
ってことを覚えておきましょう。
疑問詞を使った疑問文
疑問詞を使った疑問文①
What are you doing?
(あなたは何をしていますか?)
何をしているの?と、動作を丸ごとたずねる場合には、このように疑問文を作ります。
よく使うフレーズなので丸暗記しておいてもよいくらいです!
答える人は、Yes、Noではなく具体的な動作を答えます。
What are you doing?
⇒ I am watching TV now.
こんな感じですね!
疑問詞を使った疑問文②
What is he studying?
(あなたは何を勉強していますか?)
先ほどの例文のdoingを他の動作にかえてたずねることもできます。
疑問詞を使った疑問文③
Where are they playing tennis?
(彼らはどこでテニスをしてますか?)
what(何)以外にも、where(どこ)と用いると場所をたずねる疑問文を作ることができます。
疑問詞を使った疑問文④
Who is playing in the park?
(誰が公園で遊んでいますか?)
「誰が~していますか?」のように主語にあたる部分を疑問詞にかえてたずねる場合にはちょっと注意が必要でしたね。
主語を疑問詞にした場合、後ろはそのままでした。
詳しくはこちらでも解説しているので、確認を!
現在進行形の文【練習問題】
次の問題に答えなさい。
※答えをタップすると解答が表示されます。
次の文を現在進行形の文にしなさい。
- I read the book.
- He runs in the park.
- They watch TV.
次の文を指示に従って書きかえなさい。
- He is playing baseball. (否定文にしなさい)
- Emi and Yui are studying math. (疑問文にしなさい)
- You are using the computer. (下線部をたずねる疑問文にしなさい)
- He is studying math. (下線部をたずねる疑問文にしなさい)
- Yui is playing the piano. (下線部をたずねる疑問文にしなさい)