今回は、中学で学習する助動詞「can」について解説していきます。
can「~できる」の文は中学1年生で学習する内容です。
これからたくさん学習する助動詞の第一歩目となる大事な単元なので、しっかりと理解を深めておきましょう(^^)
ちなみに、中学で学習する助動詞には以下のようなものがあります。
★中学で学習する助動詞★
- can 「~できる」
- may「~してもよい、かもしれない」
- must「~しなければならない」
- should「~すべき」
- will「~だろう、するつもり」
たくさんの種類はありますが、文の作り方ルールはすべて同じ!
なので、canの文をマスターしてしまえば他の助動詞も楽勝だ(^^)
ってことで、気合を入れてcanの文をやっていこう!
助動詞canの文の作り方
★canの文★ 『can+動詞の原形』
He can play the piano.
(彼はピアノが弾けます)
文の作り方はとっても簡単です!
このように動詞の前に置き、動詞は原形にします。
主語によって形を変えたりする必要もないので、楽ですね(^^)
いくつか例文を見ておきましょう。
I can speak English.
(私は英語を話すことができます)
Emi can swim fast.
(エミは速く泳ぐことができます)
それぞれ動詞の前にcanが入っていて、動詞は原形になっていることを確認しておきましょう。
助動詞canの否定文
★canの否定文★ canの後ろにnotを入れる
He can’t play the piano.
(彼はピアノが弾けません)
※can not = cannot = can’t
助動詞の否定文はとっても簡単!
be動詞と同じように考えていきます。
このように助動詞の後ろにnotを入れれば否定文の完成です。
ちなみに「can not」というのは、たいていの場合can’tと表すことになります。
もちろん否定文のときにも動詞は原形のままです。
それでは、いくつか例文を見ておきましょう。
I can’t speak English well.
(私は英語を上手に話すことができません)
He can’t play the guitar.
(彼はギターを弾けません)
canの後ろにnotを入れるだけで否定文!
ほとんどの場合、短縮形を用いることになるので否定はcan’tと覚えておきましょう。
助動詞canの疑問文
★canの疑問文★ canを前に持ってくる
Can he play the piano?
(彼を弾けますか?)
Yes, he can. / No, he can’t.
助動詞の疑問文も簡単!
助動詞であるcanを文頭に持ってくれば完成です。
答えるときには、助動詞を使って答えていけばOKです。
もちろん疑問文のときにも動詞は原形のままです。
それでは、いくつか例文を見ておきましょう。
Can you swim?
Yes, I can. / No, I can’t.
(あなたは泳ぐことができますか?)
Can she cook?
Yes, she can. / No, she can’t.
(彼女は料理できますか?)
canを前に持ってくるだけで疑問文が完成しちゃいます。
簡単だね(^^)
be able toの文
★be able to + (動詞の原形)★
『can = be able to』
He can play the piano.
= He is able to play the piano.
「can~できる」と同じ意味で「be able to~できる」というものがあります。
書きかえ問題として入試頻出の知識になるので、しっかりと頭に入れておきましょう。
be able toのbeとは、be動詞のことです。
この部分は主語によって使い分けをする必要があるので要注意です。
I am able to play the piano.
She is able to play the piano.
They are able to play the piano.
このように主語によって、be部分は使い分けていきましょう。
また、be able toを使った文は助動詞のルールではなく
be動詞の文として変形をしていくことになります。
He can play the piano.
= He is able to play the piano.
【否定文】
He isn’t able to play the piano.
【疑問文】
Is he able to play the piano?
Yes, he is. / No, he isn’t.
このように、be動詞のルールに従って否定文、疑問文を作っていきましょう。
canを使った会話表現
★Can I ~ してもいいですか?★
Can I use your pen?
(あなたのペンを使っても良いですか?)
★Can you ~ してくれますか?★
Can you open the window?
(窓を開けてくれませんか?)
相手から許可をもらいたいとき
Can I ~? という表現を用いて「~してもいいですか」と許可をたずねることができます。
相手にお願いをしたいとき
Can you ~? という表現を用いて「~してくれませんか」と相手に依頼することができます。
Can you~?は上の章でも紹介した通り「あなたは~できますか?」という文でも使いましたね。
なので、「~できますか?」「~してくれませんか」どちらの意味として使っているのかは、話の流れや文の内容から判断してください。
また、Can I~とCan you~
どっちが許可でどっちが依頼だっけ?
と、迷ってしまう場合があります。
そのときには、Iとyouで判断しましょう。
Can I ~?
というのは、主語がI「私」ですね。
つまり、私が~できますか?ということをたずねているので「許可~してもよいですか」となります。
Can you~?
というのは、主語がyou「あなた」です。
つまり、あなたが~できますか?ということをたずねているので「依頼~してくれませんか」となります。
どっちがどっち…?と悩んだ場合には主語のIとyouを見て、冷静に場面を想像してみると判断ができるはずです(^^)
また、これらの会話表現に対して
返事をするほうは、Yes/Noではなく次のように答えるのが一般的です。
Sure.(もちろん)
OK. / All right. (いいですよ)
I’m sorry, 理由 .
(ごめんなさい、理由…)
また、Can I help you?で「いらっしゃいませ」という意味にもなります。
お店での表現として頻出なので覚えておきましょう。
助動詞canの文【練習問題】
次の問題に答えなさい。
※答えをタップすると解答が表示されます。
次の文のかっこにあてはまる英語を書きなさい。
- I ( ) ( ) the guitar.
- 私はギターを弾くことができます。
- My sister ( ) ( ) fast.
- 私の姉は速く走ることができません。
- ( ) she ( ) English.
- 彼女は英語を話すことができますか?
- Ryoma ( ) ( ) ( ) play baseball well.
- 龍馬は上手に野球をすることができます。
次の文を指示に従って書きかえなさい。
- He can read Japanese.(否定文にしなさい)
- Your sister can drive.(疑問文にしなさい)
- あなたのペンを使ってもいいですか? (英語にしなさい)
- ドアを閉めてくれませんか? (英語にしなさい)