今回は疑問詞「who」を使った疑問文の作り方について解説していきます。
相手に対して「何?」「いつ?」「どこ?」など
Yes,Noではなく、具体的な答えを要求する質問をしたい。
そんなときに使うのが疑問詞と呼ばれるものです。
具体的には次のようなものがあります。
★覚えておきたい疑問詞★
- what(何)
- who(誰)
- when(いつ)
- why(なぜ)
- which(どちら)
- whose(誰の)
- where(どこ)
- how(どう)
では、今回はこの中から
who(誰)
について学習していきましょう。
Who is ~?「~は誰ですか」の疑問文
Who is 〇〇?
Who are 〇〇?
〇〇は誰ですか?
このように「who is/are 〇〇?」という形を作って「〇〇は誰ですか?」という疑問文を作ることができます。
〇〇の部分に尋ねたい語を入れれば完成です。
be動詞のisとareは〇〇に入る語によって使い分けましょう。
単数であればis、youまたは複数であればareを使います。
詳しくは次の記事をご参考ください。
例えば、次のような例文ができます。
Who is Ken?
(ケンは誰ですか?)
Who is 〇〇? の〇〇部分にKenと入れることによって
ケンがどういった人物なのかをたずねることができます。
Who is/are ~?に対する答え方としては次のような形になります。
★Who is/are ~?に対する答え方★
Who is/are 〇〇?
→【あなたの場合】 I am △△.
→【男性の場合】 He is △△.
→【女性の場合】 She is △△.
→【複数の場合】 They are △△.
というわけで、Who is Ken?に対して
答え方の例としては次のようになります。
Who is Ken?
→ He is my friend.
(彼は私の友達です)
では、他にも例文と答え方について確認しておきましょう。
Who are you?
(あなたは誰ですか?)
→ I am Ken.
(私はケンです)
「あなたは~?」なのでbe動詞はareを使っていますね。
そして、答える人は「私は~」と答えることになるので「I am ~」となっています。
Who are they?
(彼らは誰ですか?)
→ They are my classmates.
(彼らは私のクラスメイトです)
「彼らは~?」なのでbe動詞はareを使っていますね。
そして、答える人は「彼らは~」と答えることになるので「They are ~」となっています。
また、Who is/are ~?の疑問文では次のようなイメージを持っておくことも大事です。
相手に質問したい部分が「who(誰)」に代わって、文頭に来ているということです。
このイメージを持っておけると、次章以降の内容が理解しやすくなります(^^)
ちなみに、Who is ~?の文では短縮形があります。
★who isの短縮形★
Who is
→ Who’s
Whoが主語になるとき「誰が~しますか」の疑問文
Who + (一般動詞) ~?
誰が~しますか?
※このときwhoは三人称単数扱いなので、現在形であれば一般動詞にsをつけます。
「誰が~しますか?」のように、主語にあたる部分を誰が?とたずねるときには、次のように疑問文を作ります。
主語にあたる「誰が~」をたずねるとき
Whoの後ろにはdo you~、does he~などの疑問文の形ではなく、一般動詞が続く普通の形になっていることが注意ですね。
また、このときにはWhoを三人称単数扱いにして、現在形であれば一般動詞にsをつける必要があります。ここも注意ですね!
次に「誰が~?」に対する疑問文の答え方です。
普通に答えるとするならば次のようになります。
Who teaches English?
→ Ms.Green teaches English.
これでも意味は十分に伝わるし、悪くはないのですが…
teaches English の部分がちょっとくどいですね(^^;)
誰が?を聞いているので、
質問した人にとってteaches Englishの部分は重要ではありません。
なので、こういった場合には次のように省略して答えるようにします。
このようにteaches Englishの部分を1語doesにしてあげることで、相手には重要な情報だけをコンパクトに伝えることができます。
今回は現在形の文章であり、Ms.Greenは三人称単数だったのでdoesを使いました。
もしも、答えの文の主語がI,you,複数など一般動詞にsがつかない場合にはdoを使いますし、過去形の文であればdidを使って表現します。
それでは以上の点を踏まえて例文を確認しておきましょう。
Who uses this bike?
(誰がこの自転車を使いますか?)
→ I do.
(私です)
「誰が~?」の疑問文なので、Whoの後ろには一般動詞をそのままつなげていきます。
whoは三人称単数扱いなので、useにsをつけることを忘れないように!
そして、答えるときには「I use this bike.」となるのですが「use this bike」の部分が二度手間になってしまうので、doで省略します。
Who made this dinner?
(誰がこの夕食を作りましたか?)
→ My mother did.
(私の母です)
「誰が~?」の疑問文なので、Whoの後ろには一般動詞をそのままつなげていきます。
今回は過去形の文になっているので、一般動詞makeは過去形のmadeにします。
そして、答えるときには「My mother made this dinner.」となるのですが「made this dinner」の部分が二度手間になってしまうので、didで省略します。
このように、答えるときには文が短くて楽なのですが
do,does,didの使い分けを間違えないように気をつけましょうね。
誰が~しますかの答え方
- 動作にあたる部分はdo,does,didを用いて省略する
【現在形】
- I,you,複数が主語になる ⇒ doで省略
- 三人称単数が主語になる ⇒ doesで省略
【過去形】
- すべての主語に対して ⇒ didで省略
Who do you ~?「あなたは誰と~しますか」の疑問文
ここは中学英語では扱うことが少ないかもしれませんが、応用として紹介しておきます。
「あなたは誰と~しますか?」のように「誰と」の部分をたずねたいとき。
次のように疑問文を作っていきます。
You play tennis with Ken.
→ Do you play tennis with Ken?
→ Who do you play tennis with?
(あなたは誰とテニスをしますか?)
今までとルールは一緒、たずねたい部分をWhoにして文頭に持ってくればOKですね。
このとき、whomという語を使って考える場合もありますが、それは高校生になってからということでOKだ!
whoの疑問文の作り方【練習問題】
次の問題に答えなさい。
※答えをタップすると解答が表示されます。
次の文の下線部をたずねる疑問文を作りなさい。
- She is Yui.
- They are my brothers.
- She has the dog.
次の問い対して[ ]内の語が答えになるように、答えの英文を作りなさい。
- Who is the man? [Ken]
- Who teaches math? [Mr.Suzuki]
- Who used the pen? [my brother]