今回の記事では、受け身の疑問文、否定文の作り方を解説します。
受け身の文とは次のような形でしたね。
I am loved by him.
(私は彼に愛されています)
be動詞 + 過去分詞 の形で表されます。
受け身の文の基礎についてはこちらの記事をご参考ください。
受け身の文でのポイントは、be動詞が使われている!
というところです。
つまり、受け身の疑問文や否定文は
be動詞のルールに従って作るということになります。
受け身(受動態)の疑問文
受け身の疑問文
be動詞を文頭に持ってくるだけで完成!
This pen is used by him.
⇒ Is this pen used by him?
(このペンは彼によって使われますか?)
Yes, it is. / No, it isn’t.
be動詞を文頭に持ってくるだけで疑問文の完成となります。
過去分詞は形を変えずに、そのままとなります。
ただ、be動詞を動かせばよいだけです。簡単ですね(^^)
それでは、受け身の疑問文についていくつか例文を見ておきましょう。
次の文を疑問文にしなさい。
These books are written in English.
⇒ Are these books written in English?
(これらの本は英語で書かれていますか?)
とにかくbe動詞を文頭に持ってくれば疑問文の完成です。
次の文を疑問文にしなさい。
This letter was read by her.
⇒ Was this letter read by her?
(この手紙は彼女によって読まれましたか?)
過去形であっても同じです。
was,wereを文頭に持ってくれば完成(^^)
次の文を下線部をたずねる疑問文にしなさい。
This book was written 10 years ago.
⇒ When was this book written?
(この本はいつ書かれましたか?)
これは疑問詞を使った疑問文です。
たずねたい部分が「いつ」なので、whenに変えて文頭に持っていきます。
後ろにはそのまま疑問文の形になった文をつなげます。
受け身(受動態)の否定文
受け身の否定文
be動詞の後ろにnotを入れるだけ
This pen is used by him.
⇒ This pen is not used by him.
(このペンは彼によって使われません)
be動詞の後ろにnotを入れるだけで否定文の完成です。
このときも過去分詞は形を変えず、そのままです。
is not ⇒ isn’t 、 were not ⇒ weren’t など
短縮形もよく使われます。
では、受け身の否定文について例文をいくつか見ておきましょう。
次の文を否定文にしなさい。
These books were read by Ken.
⇒ These books weren’t read by Ken.
(これらの本はケンに読まれませんでした)
be動詞であるwereの後ろにnotを入れれば否定文の完成です。
受け身の否定文は、特に注意しておくポイントもなく
シンプルにnotを入れるだけでOKです。
【受け身の疑問文】
- be動詞を文頭に持ってくる。過去分詞はそのまま。
【受け身の否定文】
- be動詞の後ろにnotを入れる。過去分詞はそのまま。
受け身の疑問文、否定文【練習問題】
次の問題に答えなさい。
※答えをタップすると解答が表示されます。
次の文を疑問文、否定文にそれぞれ直しなさい。
- Soccer is loved by many people.
- These cars were made in Japan.
次の下線部をたずねる疑問文を作りなさい。
- The tower was built in 2010.
- The piano is used in the room.