今回は中学英語で学習する「命令文」について解説していきます。
命令文とは「~しなさい」という表現ですが、細かく見ていくと
be動詞の命令文、比例の命令文、丁寧な命令文など
このように、さまざまな形の命令文があります。
今回の記事では、それぞれの命令文についてまとめていきます。
中学生向けにイチから解説していくぞ(^^)
命令文の作り方
★命令文の作り方★
動詞の原形で文を始める。主語は不要!
Study English.
(英語を勉強しなさい。)
命令文の作り方はとっても簡単です!
誰が~にあたる主語を省いて、動詞の原形で始めれば完成です。
イメージとしてはこんな感じ。
簡単だね(^^)
いくつか例文を見ておこう!
Open the window.
(窓を開けなさい。)
Come here.
(こっちに来なさい。)
簡単ですね(^^)
主語を省いて、動詞の原形で始める。
たったこれだけのことです。
ただし!
ちょっと誤解してほしくないことがあります。
命令文とは、日本語の訳から高圧的なイメージを持ってしまいがちです。
しかし、話し手の雰囲気や口調によって意味は異なります。
なので、命令文とは相手に上から命令するときに使うものとは限らないということを覚えておいてくださいね。
be動詞の命令文の作り方
★be動詞の命令文の作り方★
Beで始める。主語は不要!
Be quiet.
(静かにしなさい)
be動詞を使った文を命令文にする場合
基本と同じく、主語を省いてbe動詞の原形beを使って命令文にします。
イメージはこんな感じ。
ここでしっかりと覚えておきたいのがこれ。
am,is,areの形に見慣れていますが、これらのもとの形はbeでしたね。
命令文では、動詞の原形にする必要があるのでbe動詞の原形beを使うようにします。
それでは、いくつか例文を見ておきましょう。
Be careful.
(注意しなさい。)
Be kind to everyone.
(みんなに親切にしなさい。)
Be a good boy.
(いい子にしなさい。)
でも、どんな文がbe動詞なんだっけ…
と、困ってしまう方がいますが、中学英語で学習するbe動詞の命令文はそんなにパターンがありません。
学校の教科書やワークなどで学習した例文をしっかりと覚えておけば対応できるでしょう。
上の例文で示したように「静かにする」「親切にする」「注意する」「いい子にする」などはbe動詞の命令文でも頻出の表現なので覚えてきましょう。
丁寧な命令文(please)
★丁寧な命令文★
①命令文の先頭にPleaseをつける。
Please open the door.
②命令文の最後に,pleaseをつける。
Open the door, please.
(ドアを開けてください。)
命令文にpleaseをつけることで、丁寧な表現にすることができます。
pleaseの付け方には2通りあります。
そのまま先頭につける方法。
Please open the door.
そして、もう一つはコンマと一緒に文の最後につける方法です。
Open the door, please.
後ろにつけるときには、コンマを忘れないように気を付けてください。
また、並べ替えの問題を解く場合には、並べ替えの語句にコンマが含まれているかどうかを確認してpleaseの置き場を考えていきましょう。
Let’sの文
★Let’sの文★
「Let’+動詞~」命令文にLet’sをつけると相手を誘う文になる。
Let’s play soccer.
(サッカーをしましょう。)
⇒ Yes, let’s. /No, let’s not.
このようにLet’sを文頭につけることで、相手をお誘いをする文になります。
返事をする人は、Yes, let’s. / No,let’s not. と答えます。
お誘いをする表現は、テーマ英作文などの問題で重宝します。
ぜひともLet’sの文を使いこなせるようにしておきましょう。
とは言っても、命令文にLet’sをつけるだけなので超簡単ですけどね。
否定の命令文の作り方
★否定の命令文の作り方★
「Don’t + 動詞の原形」命令文の先頭にDon’tをつける。
Don’t play soccer here.
(ここでサッカーをしてはいけません)
Don’t be late.
(遅れてはいけません)
「~してはいけません」というような否定の命令文を作る場合
命令文の先頭にDon’tをつけると否定の命令文が完成します。
命令文では、doesn’tは使いません。
否定の場合には、Don’tです!覚えておきましょう。
しかし!
「Don’t be late.」の文に違和感を感じた人もいるかもしれない。
そんなあなたは優秀だ!!
be動詞の文にdon’tって…今までの考えではダメだよね。
だけど、命令文においてはDon’t be~はアリなんだ。
これに関しては、こういうもんなんだってことで割り切って覚えておいて欲しい。
ちなみに、否定の命令文においてもpleaseをつければ丁寧な表現になるよ。
Please don’t play soccer.
Don’t play soccer, please.
(サッカーをしないでください)
【発展】命令文の書きかえ問題
ここからは中2以降の内容になります。
否定の命令文に関しては、助動詞mustを使った書きかえ問題が出題されます。
★否定の命令文書きかえ★
Don’t play soccer here.
⇒ You must not play soccer here.
「Don’t ~ = must not」の関係をしっかりと覚えておこう。
受験勉強において、この知識は必須だ。
さらに、Let’sにおいても書きかえ問題が出題されます。
★Let’s書きかえ★
Let’s play soccer.
⇒ Shall we play soccer?.
このように、Shall we~?「~しましょう」という表現も頻出なので覚えておいてくださいね!
- 主語を省いて、動詞の原形から始めると命令文
- be動詞の命令文は、Beで始める
- pleaseをつけて丁寧な命令文、つけ方は2通りある
- Let’sでお誘い
- Don’tで否定の命令文
- 受験生は、「Don’t=must not」「Let’s=Shall we」の書き換えを覚えるべし
命令文の作り方【練習問題】
次の問題に答えなさい。
※答えをタップすると解答が表示されます。
次の文を命令文にしなさい。
- You read this book.
- You are a good student.
次の文を指示に従って書きかえなさい。
- You run here. (~してはいけません)
- You open the box. (~してください)
- You play tennis. (~しましょう)